「アイたちの学校」高賛侑監督作品

ドキュメンタリー映画

MATERIALが営業再開した2022年11月に
上映させていただいた

「ワタシタチハニンゲンダ!」

の前作になる作品が
「アイたちの学校」です。
ドキュメンタリー映画は好んで観てこなかったのですが
劇映画ではない面白さがドキュメンタリーには存在している。
事実だから。
本当のことを赤裸々に描き、沢山の人に
大切な何かを訴えかける。
それがドキュメンタリー映画の面白さではないでしょうか?
映画を観るとき、「現実逃避をしたい」という願望が
心のどこかにあるのだろうか?
作られた世界観に浸りたいと
大抵の人はそう思うのではないのでしょうか?

現実を観る世界観

Owl Night Bird Perched Tree Branch  - MaiNgocBich / Pixabay

MaiNgocBich / Pixabay

映画を映画館で楽しむことが
少なくなっているこのご時世で
シアター運営は本当に大変だ
という現実をぶっちゃけながら
それでも映画を広めたいという気持ちは
変わらないんですね。
そんなとき、
ドキュメンタリー作品に出会い
改めて生きている感覚が
現実のものとなったような
気がしました。
なんか、大袈裟な表現だったりするのでしょうが
日々、生きていると感じることって
なかなかないですよね?
なんかハプニングなり、
アクシデントが起こった時に、
人はいろんなことに感謝したり、
生きている実感が湧いたりします。
改めて考える物事に出会ったからです。
ドキュメンタリー作品は
そういうモチベーションにさせてくれる
作品なのではないのでしょうか?

「アイたちの学校」は人権問題、外国人差別を
描いた作品で、我々日本人にとっては
切り離せない現実をテーマにした作品です。
いろんな視点から見た差別問題に
改めて向き合わせてくれる作品なんです。
どちらかが間違っていて、どちらかが立たしい、
ということは絶対になく、どちらも正義なんです。
「ワタシタチハニンゲンダ!」はキネマ旬報でも
評価させた作品でもあります。
そのベースとなった作品
そんな高監督が描いた「アイたちの学校」
是非ご覧ください。

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